「あれ、なんで自分は毎年これをみに来ているんだろう?」
劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』を観終えて席を立つとき、ふと違和感が湧きました。別に大ファンってわけじゃない。それなのに4月になったら劇場のチケットを買って、150分のあいだ笑ったりハラハラしたりしている。映画を観たんじゃない、装置に連れて行かれていた——そう気づいた途端、コナン映画の構造が一気に見えてきました。
公開3日間で35億円、シリーズ歴代No.1スタート。4年連続100億超えという邦画史上前例のない数字を、コナンだけが出し続けています。AKB総選挙が「順番の不確定さ」でファンの怒りを生んだのに対し、コナンは「順番の確約」でファンの期待に変えた。寅さん的ローテ型とMCU的強連結型のいいとこ取りで、観に行かないファンの来年を予約してしまう設計です。
今回は、寅さん的「ローテ型」とMCU的「強連結型」、そしてAKB的「不確定型」を比較しながら、コナン映画が30年かけて完成させた装置の構造を、ファン心理とIPビジネスの交差点から解剖しました。
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コナン映画の4年連続100億超えの設計を読み解く
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